ネットワークビジネスでノーと言われない誘い方 第7章:ステップ5:反論処理
目次
プレゼンテーションのステップ5:反論処理
クロージングしたあとによくあるのが相手からの反論です。ネットワークビジネスをやっていると、反論されることが多いかもしれません。
「このビジネスを一緒にやろうよ」とクロージングした後に、よくありがちな反論は、「私には無理」「友達を誘うのや嫌だ」「騙されるんじゃないの」「時間がない」「お金がない」などです。
このような反論に対して、どう対応したらいいのでしょうか。反論処理のポイントから解説していきます。
反論とは戦わない
まず、知ってもらいたいのが、反論の言葉とは戦わないということです。
相手からの反論を聞いていると、こちらも反論で返したくなります。しかし、相手の反論と戦っても相手との人間関係の距離は縮まりません。逆に離れていく一方です。
ですから、まず同意することが大切なポイントです。「そう、思うよね」「私も、最初そう思っていた」などの言葉を使います。
そして、このように続けます。
「じゃあ、もし、そうじゃなかったとしたら、興味ある?」
「じゃあ、もし、そうじゃなかったとしたら、やってみたいと思う?」
一旦、振り向かせる
もう1つのポイントは、一旦こちらを振り向かせる方法です。
「自分には、無理かな」
「でもね、やってもいないのに・・・」
という反論は、あまりよくありません。結果的によく方向には進みません。そうでなくて、次のように相手がびっくりするような受け答えをします。
「自分には、無理かな」
「ちょうど良かった、そう言う人ほどやったほうがいいよ。」
何を言われても、まず「ちょうど良かった」と言います。
なぜ、このような言葉を言うかと言うと、反論している相手の心理は、すでにこちら側に向かっていません。逆に離れて行こうとしています。反対方向を向いている状態です。反対を向いている相手を、一旦こちら側に振り向かせます。
ですから、どんな反論を言われても、まず「ちょうど良かった」と言います。そうすると、相手は、「えっ、なに」とこちらを振り向くわけです。
その後に、「そう言う人ほど、やったほうが良いよ」「そう言う人ほど向いているんだよ」と続けます。
さらに、「何でかって言うとね、・・・・・」と理由を説明します。
具体的なトークを1つ紹介します。
「でもね、時間がないんだよね」
「ちょうど良かった、時間がない人ほどやったほうがいいよ。」
「何でかって言うとね、ネットワークビジネスをやるということは、今の仕事にプラスしてやるでしょう。空いている時間をやりくりしてビジネス活動をすると思うんだけど、そうすることによって時間管理スキルが今よりももっと上手になっていくんだよ。そして、このグループでは、時間管理スキルを学べるトレーニングもあるしツールも紹介しているんだよ。今までも、時間がないって言う人ほど、やって良かったって言うんだよ。」
このように一旦こちら側を振り向かせるやり方も、あらゆる反論に応用できますのでロープレで練習してみてください。
よくありがちな反論
ネットワークビジネスでよくありがちな反論は、大きく分けていくと5、6つしかありません。
よくある反論に対する的確な答え方を、あらかじめ準備しておくと良いでしょう。これは自分で考えてもいいですし、グループの仲間と一緒に考えてみてもいろいろなアイデアが出てきてよいかもしれません。
ありがちな反論に対する答え方を準備できたら、2人1組になってロープレで練習してみましょう。
まとめ
・反論の言葉とは戦わない。
・反論は、一旦こちら側を振り向かせる。
・ありがちな反論は、5、6つしかない。
・ありがちな反論に対する答えをあらか準備しておく。