ネットワークビジネスでノーと言われない誘い方 第1章:コミュニケーションスキル
目次
第1章:コミュニケーションスキル
ネットワークビジネスを伝えると断られるのが怖くて行動できないと感じたことがありませんか?
特に身近な人や友人に伝えるときは慎重になってしまいます。その後の人間関係を崩してしまったらどうしようと不安になるからです。
実は、正しい伝え方を学べばストレスをなくしてスムーズに伝えることができます。
私もこのやり方を知ってからはネットワークビジネスを伝えることが楽しくなりました。
その方法は、ネットワークビジネスでNOと言われない誘い方「あなたとビジネスがやりたい」と言われるコミュニケーションスキルです。
ボリュームがあるノウハウなので数回に分けてお伝えしていきます。
今回の第1回目は、第1章コミュニケーションスキルについてです。
私たちがおこなっているネットワークビジネスはクチコミで情報を伝えていくビジネスです。
直接伝えていくので相手との人間関係やコミュニケーションがいかに円滑に上手にできるかが成功のカギとなります。
ネットワービジネスのビジネス活動に置いて特に重要だと思えるコミュニケーションの基本5つについて順番に解説していきます。
①心には扉がある
ネットワークビジネスは口コミのビジネスです。あなたの口から言葉で、相手に直接情報を伝えます。
そこには、あなたと相手という人間関係が存在します。ですので、相手との人間関係が友好でなければ情報がきちんと伝わりません。
あなたが、どんなに素晴らしい情報を持っていたとしても、情報が正しく伝わないのです。
人間関係をより良く円滑にするためには、コミュニケーションスキルが必要不可欠と言えるでしょう。
ネットワークビジネスで「NO」と言われない誘い方の、第一歩は、まずは相手との人間関係を友好にすることなのです。相手との人間関係を友好にするための手段がコミュニケーションスキルなのです。
それでは、ネットワークビジネスで必要なコミュニケーションスキルについて、順番に解説していきます。
今回はコニュニケーションスキルの中でも基本の5つについて解説していきます。
まずは、心の扉があるについてです。
私たち人間には心があります。心とは、感情を持つ部分のことです。私たちが、周りの人と接している中で、相手に対して抱く感情は様々です。
例えば、「どうもこの人とは気が合うなあ」「好きだな」とか、逆に「どうもこの人苦手だなあ」「嫌いだな」というように感じたことはありませんか?
実は、私たちの人間の心に扉のようなものがあります。
相手に対して感じる感情が良ければ、その扉は開きます。つまりオープンな状態です。
そして、相手との人間関係の距離も縮まっています。「好き」という状態に近付いているということです。
反対に、相手に対して感じる感情が良くなければ、その扉は閉じているような状態です。つまり、相手との人間関係の距離も離れています。
私たちが、ネットワークビジネスで素晴らしい情報を伝える以前の問題なのですが、相手との人間関係の距離が離れている状態や人間関係の扉がお互いに閉じている状態では、どんなに素晴らしい情報だったとしても、伝わりません。
例えば言うならば、お店です。シャッターが閉まっているのにドンドン叩いてもうるさいだけです。これと同じです。
心の扉が閉まっている状態で、ネットワークビジネスのビジネスチャンスや素晴らしい製品についての情報を伝えてもうるさいだけなのです。
相手は迷惑と感じているかもしれません。
もし、このような状態でネットワークビジネスの情報を伝えているとしたら、相手にとって迷惑なことをやっていることになります。
迷惑なことをしても、ネットワークビジネスの情報は正しく伝わりません。
お互いに時間がもったいないですし、人間関係がさらに悪化していくかもしれないのです。
これでは悪循環です。実際にこのように行動している人たちは多いので要注意です。
ここで知っていただきたいのは、私たち人間の心には扉のようなものがあることです。お互いの心の扉が開いている状態でないと情報が正しく伝わらないと言うことです。
ネットワークビジネスの情報を伝える前に、この心の扉が開いているかどうかが重要なポイントです。相手との人間関係において、もし、どちらかの心の扉が閉まっているようでしたら「情報は今は伝えない」ことを選ぶことが大事なのです。
まずは、心の扉を自分が開いて、相手にも開いてもらうことが重要です。
それでは、具体的にどうすれば心の扉を開くことができるのかについて解説していきます。
②反応する
私たち人間は、反応してもらうことにより心を開いてしまいます。
例えば、ビール1本の値段を考えてみましょう。
コンビニでビール1本を買うと値段は300円くらいだと思います。コンビニで買ったビールは、家に持って帰って1人寂しく飲むかもしれません。
では、居酒屋でビール1本注文すると値段はいくらでしょうか?だいたい600円くらいですね。定員さんに注文すると「はい、喜んで」と言ってもらえますが。コンビニより少し高いくらいです。
そして、一番高いのは銀座のクラブとかでしょうか。ビール1本2000円くらいするそうです。高いですね。しかし、その金額を払っているお客さんが実際にいます。
なぜ、そのお客さん達はビール1本2000円も支払うのでしょうか?
答えは、反応してもらえるからです。
銀座のクラブなどの高級なお店にいくと女性に「今日はお仕事お疲れ様でした」とか「最近、どうですか?」などと、こちらの話しを聞いてくれて反応もたっぷりしてくれます。
反応してくれる所に人はお金をたくさん使うのです。ですから、反応するということがまず大事になります。
逆に、絶対にやってはいけないことは反応の反対の無視です。無視されるのは一番辛いのです。
反応は2種類に分かれます。良いのかダメなのか。ダメというのは反応の一つです。
ダメという反応は辛いですが、それよりももっと辛いのは無視されることです。
反応してもらう場合と無視される場合とで、どのくらい心地良いか、どのくらい辛いかを体験できるトレーニングがあります。
2人1組なって行います。仮にAさんとBさんにしましょう。まず1回目は、AさんがBさんに1分間、一生懸命に自己紹介します。
その時にBさんは一切反応しません。うなづかないで無視します。かなり辛いですが体験してみてください。
2回目は、同じようにAさんがBさんに1分間、一生懸命に自己紹介します。今度は、Bさんは話しているAよりも3倍のエネルギーで反応します。
例えば、「うんー」「なるほどー」などとうなずいたり、声をかけたり、表情もおおげさにします。
役割を交代して、Bさんにも体験してもらいます。そして、無視された時と、3倍の反応の時の違いはどうだったのか?どう感じたのかなどを話し合ってください。
このような練習をすることで、反応の大切さを体験を通して学ぶことができます。効果的なのでぜひグループの仲間と試して下さい。
③ほめる
相手をほめることはとても重要です。ほめることによって、一瞬で相手の心の扉を開くことができるからです。
具体的にほめる方法は大きく分けて2通りあります。1つは、相手の目に見える部分をほめます。もう1つは、相手の目に見えない部分を褒めます。順番に解説していきます。
まず、相手の目に見える部分を褒めると言うのは、読んで字のごとく相手を見て良いなあと思った部分をほめます。
例えば、「そのネクタイすごくセンスいいですね」「そのネイルすごく可愛いですね。どこでやったの?」という感じで、意識していればすぐにできるかと思います。
普段から意識して相手をほめるようにしていると、慣れて自然にできるようになります。ほめるという行為も行動なので、数をこなしていると慣れます。
相手の目に見える部分をほめることができるようになったら、次にやってもらいたいのが目に見えない部分もほめるということです。
なぜなら、目に見えない部分をほめられる人はとても少ないので、相手の心により響いて心の扉が開きやすくなるからです。
そして、出会ったばかりの初対面の人をもほめることができるので、あらゆる場面で相手をほめることができるようになります。
例えば、「もしかして、料理とか得意ですか?何か家族想いの方のような感じがしました」こんな感じです。
目に見えない部分をほめることも、練習によってできるようになります。
練習方法は、ロープレで練習します。2人1組なって役割を交代しながら練習します。たまに、1人なので練習相手がいません、という方がいますが、どうしても練習相手がいない場合は、ぬいぐるみを相手に練習することもできます。
ぬいぐるみがない場合は、ペットボトルでも何でもいいですから何かに向かって実際に話して練習してください。1人の練習では一方通行になってしまいますが、やらないよりは全然いいです。
少しでも言葉に発して練習していると、現場で実際に人と会って話すシーンの時にスッとほめる言葉が出てきたりします。
ほめる練習をしてみましょう。ほめる練習のやり方を解説します。
まず、2人1組になってAさんとBさんに分かれます。そして、5分間相手を見て良い所を10個見つけてノートに箇条書きに書きます。
10個を目指して相手の良いと思う部分が書けたら、AさんからBさんに書いた10個を伝えます。Aさんが終わったら、今度はBさんからAさんに伝えます。
例えば、「髪型に清潔感があって素敵です」「スーツの色とデザインがセンス良いです」「靴がピカピカでかっこいいですね」など伝えます。
次は、目に見えない部分をほめる練習です。
また、2人1組になってAさんとBさんに分かれます。また、5分間相手を見て良いと感じることを10個書き出します。今度は、目に見えない部分をほめますから、「●●が●●に見えます」とか「●●に感じます」などの形式で箇条書きにしてください。
例えば、「家族想いの優しい人に見えます」「料理が得意に見えます」というようにします。
10個書けましたら、またAさんからBさんに伝えます。終わりましたら、BさんからAさんに伝えます。
私たち人間は、自分に一番興味があります。自分のことを話したくてしょうがないのです。
そして、自分のことを聞いてほしてくしょうがないのです。ですから、相手のことに興味を持って話を聞いてくれる人に心を開いてしまうのです。
④同化する
同化という言葉はあまり聞きなれない言葉かもしれません。営業やセールスの専門用語でよく出てくるのは同意です。
同意は、イエスバット式の手法です。相手に反論された時に「そうですね。でも、●●が●●となりますので・・・」と、このように一旦肯定しておいて、すぐに「でも」「しかし」などの言葉でひっくり返す手法です。
同意と同化とでは、言葉は似ていますがまったく違います。心の扉を開くための人間関係作りには同化が大事です。
では、同意と同化では何が違っているのか?
例えば血液型です。相手に血液型を聞きます。
「●●さん、血液型はなんですか?」
「A型です」
「えっ本当に!●●さんもA型ですか!
偶然だな~、実は僕もA型なんですよ。
やっぱり血液型と言えばA型がいいですよね。
B型だと変わり者が多いし、O型だとマイペースが多いし、
AB型だと二面性がある人多いし…
●●さんがA型で良かった」
と言いながら、本当はB型なのです。
自分の血液型は、B型だけれども相手がA型と言ったのでそれに同化して話しをしたのです。
これが同化の例え話です。相手と同じになって、自分は化ける。これが同化で同意とは違うのです。
一見、嘘をついているように見えますが、相手に正しい情報をお伝えするというスタンスで見た時に、ひとつの手段として捉えています。
相手とのコミュニケーションの中で、相手の意見などを聞いた時には常に同化するという意識でいると良いかもしれません。
⑤笑顔
笑顔もとても大事です。なぜなら、笑顔は相手に安心感を与えます。
笑顔が素敵な人のもとに多くの人が集まってきます。そして、笑顔が素敵な人に心を開いてしまうからです。
実は、私は笑顔が非常に苦手でコンプレックスを持っていました。子供の頃から笑顔ができなかったのです。
20年以上ネットワークビジネスの活動してきたなかで、笑顔の大切さを痛感しました。そして、いろいろなコミュニケーションセミナーや講習に参加してきた中でわかったことがあります。
それは、笑顔はトレーニングをすれば、できるようになるのです。
笑顔は、顔の筋肉によって作られます。表情筋を動かすことによって、口元の口角がニッと上がるのです。
例えば、ディズニラーンドのミッキーマウスを思い出していただくと、口角もグッと上がっています。
笑顔の練習方法は簡単です。これは1人で練習できます。
鏡を見ながらでも、なくても構いません。「いっ、うっ…」を繰り返します。「いっ」の時に口角が上がります。
「うっ」の時は通常に戻ります。毎朝、「「いっ、うっ」と20回繰り返すだけで2週間もすれば笑顔が簡単に表現できるようになります。
この練習方法は効果が抜群にありますので、笑顔が苦手な方はぜひやってみてください。
まとめ
・私たち人間の心には扉のようなものがある。お互いに開いている状態でないと情報が正しく伝わらないと言うことです。
・相手の心の扉を開く方法は4つあります。反応する、ほめる、同化する、笑顔。
・反応する時のポイントは、相手の3倍のエネルギーで反応する。
・ほめる時のポイントは、相手の目に見える部分と見えない部分もほめる。
・同化する時のポイントは、相手の気持ちに寄りそうようにする。
・笑顔は、簡単な練習でできるようになる。