ネットワークビジネスの掛け持ちはダメなのか?成功者が語る答えと4つの理由
ネットワークビジネスを20年以上やっていると、グループの仲間からいろいろな相談を受けます。
その中で、少数ですがこんな相談があります。
「他のネットワークビジネスとの掛け持ちはダメなんですか?」
私が直接リクルート活動をしていた時も、ネットワークビジネスを掛け持ちしている人とよく出会いました。
ネットワークビジネスを掛け持ちすることは本当のところどうなのでしょうか?
結論から言いますと、私はネットワークビジネスの掛け持ちはお勧めしません。
今回は、なぜネットワークビジネス経験20年以上の私がネットワークビジネスの掛け持ちはやめたほうがいいと言っているのか?その理由について詳しく解説していきます。
目次
「ネットワークビジネス掛け持ち」とGoogleで検索した結果
「ネットワークビジネス 掛け持ち」というキーワードでGoogleで検索してみると、検索結果の上位に表示されているページのほとんどが同じことを言っていることがわかりました。
ネットワークビジネスの掛け持ちは良くない
↓
もっと簡単に稼げるネットワークビジネスがある
↓
他のネットワークビジネスへの勧誘
ほとんどこの流れです。結局はサイト運営者がやっているネットワークビジネスへの勧誘です。
ネットワークビジネスの掛け持ちについて真剣に調べている人にとっては、必要のない情報だったのです。
しかも、私がそれらのページの文章に目を通したところ、間違いと思える情報もありました。
間違った情報をホームページで公開しているというのは、情報の裏付けを取っていない証拠です。
自分たちにとって都合の良いように情報を捻じ曲げているように感じました。後ほど間違った情報についても解説いたします。
ネットワークビジネスを掛け持ちする理由とは?
ネットワークビジネスを掛け持ちしている人、または掛け持ちしようとしている人にその理由を聞いてみました。
人によって様々な理由がありました。
例えば、最初に1つ目のネットワークビジネスをやっていたけれどあまりうまくいかずに苦戦している時に、2つ目のネットワークビジネスの情報をもらった。
2つ目のネットワークビジネスにも魅力を感じてサインアップしたが、1つ目のネットワークビジネスも捨てがたい。
商材のジャンルがかぶっていないので、ズルズルと掛け持ち状態のまま続けてしまっている。
たいていはこのような理由でネットワークビジネスを掛け持ちする人が多いと思います。
問題は、ネットワークビジネスを掛け持ちすることによって、目標を達成できるのか?成功に近づけるかどうかです。
私の経験からお話すると、ネットワークビジネスの掛け持ちは成功から遠ざかります。
なので、掛け持ちはお勧めしていません。理由を詳しく解説します。
なぜ、ネットワークビジネスの掛け持ちがダメなのか?
それでは、私がネットワークビジネスの掛け持ちについてどう思うかについてお話します。
グループの仲間からネットワークビジネスの掛け持ちの相談を受けると私は「止めたほうがいいですよ」と反対します。
私がネットワークビジネスの掛け持ちを反対する理由は以下の4つです。
ネットワークビジネス会社の規約、時間、人脈、信頼です。
順番に説明します。
規約
まず規約的にはどうなのか?ここを確認しなくてはなりません。
私がネットで「ネットワークビジネス掛け持ち」というキーワードでGoogleで検索した時に上位に表示されたページ約20ページを読んでみたところ、ネットワークビジネスの会社では明確な禁止はうたっていないとありました。
これは間違いです。
私が知っている大手のネットワークビジネスでは掛け持ちを禁止はしていないものの、かなり厳しいペナルティを課しています。
ネットワークビジネスの掛け持ちがバレると、報酬の大部分がカットされます。
このようなことを知らずにネットワークビジネスの掛け持ちをやる人が多い気がします。
掛け持ちしている両方のネットワークビジネスから収入が得られていなければ良いのですが、ある程度の収入を得ている人は要注意です。
きちんと規約を確認しましょう。
時間
ネットワークビジネスを掛け持ちする場合、よほど時間に余裕がある人でなければ上手くいかないでしょう。
仮にネットワークビジネスを副業のアルバイトと仮定しましょう。
本業である昼間の仕事が終わってからアルバイトを2つを掛け持ちしています。
AコンビニとBコンビニだとしましょう。当然時間には限りがあります。
例えば、月水金はAコンビニでアルバイト、火木土はBコンビニでアルバイトをするとしたら、それぞれに働く時間が分散します。
私が今まで見てきた中でネットワークビジネスをスタートした時期に、時間に余裕がある人は一人もいませんでした。
ネットワークビジネスはスタートした時期はとても忙しいビジネスです。
その忙しい時期に2つも同時に進めることなんてできないのです。
それぞれが疎かになって共倒れしてしまいます。結果的にどちらも稼げないのです。
人脈
ネットワークビジネスを掛け持ちする人は、人脈の問題にも直面します。
私の経験ですが、ネットワークビジネスで成功するためには、今までの知り合いをリストアップしたリストの人たちだけでは、圧倒的に数が足りません。
成約率などの要素も絡んできますが、100人や200人のリストアップでは1つのネットワークビジネスの成功もできないでしょう。
仮に300人のリストアップがあれば、1つのネットワークビジネスである程度収入が得られるとしましょう。
そうなると、2つのネットワークビジネスであれば2倍の600人が必要になります。
600人のリストアップがある人なんてそういないと思います。
時間と同じで、人脈も分散しては成果が出にくくなってしまうのです。
信頼
リストアップの人脈が足りないので、同じ人たちに2つのネットワークビジネスを提案したとしましょう。
勧誘された側の立場に立って考えてみるとどうなるか?
「この前は、Aというネットワークビジネスの話で、今度はBと言うネットワークビジネスの話なのか?」
「この人、本当はうまくいっていないんじゃないのか?」
「来週は、Cというネットワークビジネスの話を持ってくるのかな?」
など、飽きっぽく稼げていない感が出てしまいます。
このように相手に思われていてはネットワークビジネスの情報が正しく伝わるわけがありません。
こんなことが続けば、相手からの信頼も失ってしまいます。
さらに、それぞれのネットワークビジネスでグループが拡大してくると、フォローしなければならないダウンもどんどん増えてきます。
ABCだけでなく、個別のミーティングなども・・・
どうでしょう?2つを掛け持ちしてうまくいくでしょうか?
私は難しいと思います。
ネットワークビジネスをかけもちしたい、本当の理由
本人も気がついていないかもしれませんが、掛け持ちをしたい本当の理由は他にあるかもしれません。
2つのネットワークビジネスのうち、どちらにも魅力を感じた。
というより、どちらからに絞れない。つまり腹が決まっていないのかもしれません。
単純に考えてネットワークビジネスの仕組み上、100人と100人のグループを2つ持っているより、200人のグループを1つ持っているほうが収入は圧倒的に多くなります。
物事はなんでも集中したほうが成果がでやすいです。
「私は○○な理由でAというネットワークビジネスを選んでいます」と断言できるほどの確信を持っていれば、仮にうまくいっていない初期の頃に他のネットワークビジネスの情報をもらったとしても、
「そのネットワークビジネスも良さそうですね」「でも、私は○○な理由でこのネットワークビジネスを選んでいます。お互いに頑張りましょう」とはっきり言えるのです。
もし、今のネットワークビジネスを選んだ理由や確信が明確になっていなかったら、改めて明確にすることをお勧めします。
本当にネットワークビジネスの掛け持ちをしたいなら・・・
これらの理由で、私はネットワークビジネスの掛け持ちするのは辞めたほうがいいとアドバイスしています。
まずは、1つのネットワークビジネスに、自分の時間や人脈、労力を集中して成果を出して下さい。
1つのネットワークビジネスからある程度の収入が得られるようになったら、その先は規約に気をつけて他のネットワークビジネスをやるもよし、まったく違うビジネスに取り組んでもよいかと思います。
私の場合は、まったく違うビジネスを始めました。
まとめ
・ネットワークビジネスの掛け持ちについてインターネットで調べても役に立つ情報はほとんどない。
・ネットワークビジネスを掛け持ちする人の理由は、損切りができない、1つのビジネスチャンスを信用できないなど。
・ネットワークビジネスの掛け持ちがダメな理由は、規約、時間、人脈、信頼。
・ネットワークビジネスの掛け持ちを、規約で厳しく制限している会社があるので要注意です。
・ネットワークビジネスを掛け持ちするほど、時間や人脈に余裕がある人はほとんどいません。
・ネットワークビジネスを転々としていると、信頼を失いかねません。