ネットワークビジネス9つの嘘は本当か?徹底的に検証してみました!
ネットワークビジネスを始めるとアップラインから「この本を読んでおいてね」とネットワークビジネス関連のオススメの本を何冊か紹介されます。私もアップラインから紹介されて何冊かオススメの本を読んだことがあります。
それらのお勧めの本をamazonやインターネットで調べていくと気になる本のタイトルが見つかります。
「ネットワークビジネス9つの嘘」そして「ネットワークビジネス9つの罠」です。もしかしたら、あなたもこれらの本のタイトルを目にしたことがあるかも知れませんね。
私たちネットワークビジネスをやっているディストリビューターからしてみたら、とても気になるタイトルだと思いませんか?
さっそくネットワークビジネス9つの嘘をインターネットで検索して調べてみました。すると、ネットワークビジネスについての意外な事実が分かってきました。ネットワークビジネス9つの嘘に書いてある事は本当なのか!?
今回は、ネットワークビジネスの経験が20年以上の私が「ネットワークビジネス9つの嘘」に書いてあることが真実かどうかを、一つひとつ検証してみたいと思います。
あなたのネットワークビジネス活動のお役に立てば嬉しいです。
目次
ネットワークビジネス9つの嘘とは?
ネットワークビジネス9つの嘘とは、マイク・カキハラさんという人が書いた60ページに渡るPDFのレポートです。2008年にインターネットで無料配布を開始してから、わずか1年間で8000部のダウンロードされました。すごい人気だったんですね。
ネットワークビジネス9つの嘘の内容です。
嘘その1.誰にでも簡単にできるよ
嘘その2.世界中の人達がプロスペクト(見込み客)だ!
嘘その3.セールスじゃないよ
嘘その4.ABCで簡単リクルート
嘘その5.商品が勝手に売れてしまう!
嘘その6.業績が伸びている会社で、無借金経営だから大丈夫
嘘その7.あなたの組織を自動構築。ノルマが無い
嘘その8.早く参加した方が有利だ(早い者勝ち)
嘘その9.成功できると信じれば、きっと成功できる
その後、続編となる書籍版の「ネットワークビジネス9つの罠」が発行されてから無料レポート版の「ネットワークビジネス9つの嘘」は配布を終了していました。その後多くの要望があったために無料配布を再開したそうです。
ネットワークビジネスに9つの嘘に書いてある内容は、著者のマイク・カキハラ氏のコメントによるとネットワークビジネスを誹謗中傷するために書いたものではありませんとしています。暴露でもなく、内部告発でもないそうです。ご自身がネットワークビジネスの現場で体験したことを元に書いているそうです。
最初はアップラインの言うとおりに活動したところ、まったく成果が出ずに悩んでいました。アップラインの教えのやり方に疑問を感じて、その後自分が思った通りのやり方でビジネス活動をし始めたところ成果が出てきた。という内容とのことです。
これは面白そうです。なぜなら、このような内容は、私が今までの20年以上のわたってネットワークビジネスで経験してきたことほとんど同じことだからです。おそらく細かい内容は違うと思いますが、元々のコンセプトは同じだと感じました。
書籍版ネットワークビジネス9つの罠とは?
ネットワークビジネス9つの嘘ととても似たタイトルで「ネットワークビジネス9つの罠」という本があります。
ネットワークビジネス9つの罠って一体なんでしょうか?
マイク・カキハラ氏はネットワークビジネス9つの嘘の中で、ネットワークビジネス業界で横行している「間違った教え」や「間違ったやり方」などの問題点を指摘しています。
書籍版の「ネットワークビジネス9つの罠」はネットワークビジネス9つの嘘で指摘した問題点に対する答えや解決策を記した本となります。
ネットワークビジネス9つの罠では、ネットワークビジネスの失敗と成功の両方を体験してきたマイク・カキハラ氏だからこそたどり着いたネットワークビジネスの真実を語っています。
ネットワークビジネスを始めてみたものの、アップラインの教えの通りに活動しても思うように成果が出ない人にはとても参考になる内容かもしれません。
ネットワークビジネス9つの嘘の著者マイク・カキハラ氏とは?
ネットワークビジネス9つの嘘の著者であるマイク・カキハラ氏はどのような人なのでしょうか?
マイク・カキハラ氏は、1962年に岐阜県で生まれました。1985年にアメリカに渡ってから1988年に知り合いからネットワークビジネスを紹介されました。しかし当時はネットワークビジネスには参加しませんでした。
その後、料理の仕事をしながら世界中を回るようになります。スイスのホテルで料理長を務めた事もあります。1992年にふたたびアメリカに戻った時に再度ネットワークビジネスを紹介されて参加しますが、挫折します。
さらにその4年後に、別のネットワークビジネスを始めてトップディストリビューターになります。3回目のネットワークビジネスで成功されたと言うのは、私金城と同じです。妙に親近感が湧きます。
ネットワークビジネス9つの嘘を徹底的に検証してみました
それでは、ネットワークビジネス9つの嘘を1から9まで順番に検証していきたいと思います。
私もネットワークビジネス3度目の挑戦でトップリーダーになることができました。私の経験から見た率直な意見をズバっと語りたいと思います。
嘘その1.誰にでも簡単にできるよ
「このネットワークビジネスのシステムなら誰にでも簡単にできるよ」
「経験がなくても成功できる」
「簡単にお小遣い稼ぎができるよ」
これらは、ネットワークビジネスをお誘いする現場でよくありがちな言葉です。
私も「誰にでも簡単にできるよ」は嘘だと思います。ネットワークビジネスも立派なビジネスです。なので行動や努力がそれなりに必要だと思います。
「経験がなくても成功できる」は半分正しいと思います。ネットワークビジネスを始めた時は経験がなくても、ビジネス活動をしていく中で様々なトレーニングをしてスキルアップしていきます。ビジネスを実践しながら経験を積んで失敗を乗り越えながら自分を成長させていく。その過程でスキルアップしていき、結果的にビジネスの成果や収入が上がってくるのです。
むしろ、自己成長やスキルアップはネットワークビジネスをやる上でのメリットです。
逆に自己成長やスキルアップを目的にネットワークビジネスに参加する人もいるほどです。私もネットワークビジネスに参加するきっかけに一部にスキルアップや自己成長がありました。
と言うことで、誰でも簡単にできるは嘘だと思います。
嘘その2.世界中の人達がプロスペクト(見込み客)だ!
ネットワークビジネスを誘った時に「私は、あなたみたいに知り合いが多くないからできないよ」と断られることがあります。
この反論への対処に「世界中の人が見込み客だから大丈夫」なんて言いながら説得する場面がよくあります。
世界中の人が見込み客って本当でしょうか?
私の経験からすると、これは嘘ではなくて正しいと思います。
ネットワークビジネスをお伝えする相手として適切かどうかは別として、見込み客としては世界中の人が見込み客になりえます。なので正しいです。
厳密に言うと、20歳未満や学生さんは見込み客にはなりませんし、海外でネットワークビジネスを認めていない国の人たちも見込み客にはなりません。
2022年12月7日追記
それらは例外として、今ではインターネットやzoomなどを活用すれば世界中の人たちとコンタクトが取れます。実際に私のグループのダウンラインたちは、コロナショック後にオンライン中心の活動に切り替えたところ複数の海外の人たちと繋がりリクルートしてビジネス活動をサポートしています。
と言うことで、世界中の人たちがプロスペクトは意外と正しくて嘘ではないと思います。
嘘その3.セールスじゃないよ
これが嘘かどうかは微妙です。解説します。
私はいつもネットワークビジネスの仕事について、営業と口コミとを区別しています。
ネットワークビジネスは口コミのビジネスです。自分が製品やサービスを使って気に入ったものを知り合いに紹介する仕事です。
これに対して、営業は自分が好きか嫌いか関係ないく仕事だから物やサービスを販売する仕事です。
マイク・カキハラさんの言うセールスの定義がわからないと何とも言えせんが、ここで言っているセールスは私の言う営業に近いかと思います。
ただし、いずれにしてもネットワークビジネスの仕事は客観的に見ると物を販売する仕事です。
知り合いに高品質な製品を紹介して、相手が気に入ったら自分で製品を買える会員になるようにしてあげる。一見、セールスではないように見えますが、やはりセールスや営業の仕事に分類されるかと思います。
嘘その4.ABCで簡単リクルート
結論から言うと、これは嘘だと思います。
ABCはネットワークビジネスのビジネス活動のおいて有効なやり方だと思います。
Bさんは自分が実績を積まなくても、すでに成功しているAさんの協力の元にCさんにネットワークビジネスの情報をお伝えできるからです。
ABCはすでに経験や実績のあるAさんから直接伝えてもらえるので説得力があるのです。
ただし、ABCを活用してもリクルートは簡単ではないと思います。
正確に言うと、自分が実績を積む前からビジネス活動が効果的にできるとういことです。時間を短縮できると言ったほうが正しいです。
そして、ABCを成功させるにはティーアップなどのコツが必要です。ティーアップは、CさんにAさんのことについて興味を持ってもらうように事前にAさんについての話しておきます。
嘘その5.商品が勝手に売れてしまう!
製品が勝手に売れるというのは、あきらかに嘘だと思います。
私はネットワークビジネスを十数年やっていますが、製品が勝手に売れた事は一度もありません。
ネッワークビジネスで扱われている製品やサービスは市販されている物と比べて質が高いものが多いです。ですから、製品の良さや使い方を教えてあげれば興味を持ってくれる人は多いです。
ただし、製品の素晴らしさや自分が使った時の感動や実感、市販品との違いなどをきちんとお伝えしなければ流通は起きないと思います。
2022年12月7日追記
最初の段階で製品が勝手に売れることはありません。これはすでにお伝えしたとおりです。
しかし、私がネットワークビジネスを引退して10年たった今感じていることがあります。それは、本当に良い製品で消耗品で日用品であれば勝手に製品が流通し続けると言うことです。そのおかげで、私は引退してビジネスを全くやっていなくても毎月収入が得られていて、権利収入のすごさを実感しています。
そのような状態になるには、ある程度大きなグループを作ること。これが大前提になります。そして、最初は製品の良さや使い方などを伝えなければなりません。
嘘その6.業績が伸びている会社で、無借金経営だから大丈夫
業績を伸ばしている会社でも、成長期の場合はその後破たんする会社もあります。実際に数年前に、誰もが知っている会社が破たんしました。
ですから、業績が伸びている会社だから大丈夫と言うのは嘘です。
ただし、成長期を超えて安定期に入った会社はわりと安心かと思います。安定期は売上の推移を見ていると横ばいに見えますが、実は安定期になっている会社ほど安定しています。破たんしにくいのです。
私がネットワークビジネスの会社を選ぶ時に最も重要視するのは、会社の実績です。つまり安定期に入っているかどうか?
と言うことで、業績が伸びている会社だから大丈夫と言うのは嘘ですが、会社選びの参考にはなります。
嘘その7.あなたの組織を自動構築。ノルマが無い
自動構築は嘘です。
バイナリーで「上から降ってくる」とか「ノルマが無い」というセールストークで勧誘される人もいるようですが、これは嘘です。
このセールストークで集まってくる人達を想像してください。楽してお金儲けしたい人、なるべく行動したくない人、サボる人、ばかりの人達が集まってきます。このような人達の集まりで組織が広がるでしょうか?広がりません。
広がらないので稼がなく、衰退していくだけです。
嘘その8.早く参加した方が有利だ(早い者勝ち)
これはどう見るかよって変わりますが、嘘だと思っていいです。
私が3回目のネットワークビジネスに参加した会社は、わりと歴史のある会社でした。伝えると「もう古いでしょ」とか言われましたが、私には安定している会社かどうかが重要だったんです。
なぜなら、ネットワークビジネス業界に数十年いてみてきましたが、話題を呼んで日本でオープンした新興ネットワークビジネスの会社がわずか数年で破たんまたは撤退と言うのを何社も見てきます。このような会社は意外とたくさんあります。
私は、ネットワークビジネスを仕事として取り組みたいので、数年で破たんする会社には関わりたくなかったのです。と言うことは10年20年歴史があって社会的な信用がある会社が良いです。
「もう古いでしょ?」と言われる会社に参加して成功できたので、早く参加したほうが良いは嘘だと思います。
嘘その9.成功できると信じれば、きっと成功できる
これも嘘だと思います。
成功できると信じることは大切ですが、それだけでは成功できません。成功できると信じて行動し続ければ成功できるが正しいです。
ネットワークビジネスで成功するためのポイントは、自分を信じて行動し続けることです。
まとめ
・誰にでも簡単にはできないけれど、経験がまったくなくてもスキルアップすれば成功できる。
・「世界中の人が見込み客」は、実際に伝えるかどうかは別として正しいと思います。
・「セールスじゃないよ」は、こちらから勧誘する場合口コミでも営業と同じなので嘘だと思います。
・ABCで簡単リクルートは、簡単ではないので嘘です。ABCのメリットは時間短縮のスピードです。
・「商品が勝手に売れてしまう!」は、きちんと製品の利点を説明しないと売れないので嘘です。
・「業績が伸びている会社で、無借金経営だから大丈夫」は、それでも破たんした会社があるから嘘です。
・「あなたの組織を自動構築」は、このトークだと怠け者集団ができるので自動で組織構築はできません。だから嘘です。
・「早く参加したほうが有利」は、私が歴史あるネットワークビジネスで成功しているので嘘です。
・「成功できると信じれば、きっと成功できる」は、行動しなくては成功できないので嘘です。